朝御飯
あさごはん
名詞
標準
文例 · 用例
行つて見るとまだ叔母は朝御飯が漸くすんだばかりで、ゆるゆるとお茶を飲みながら近所の人とトラックの話をしてゐるのだ。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
朝御飯が一番おいしくなるようにならなければ」 とおっしゃった。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
」「そうでしょうッて、寝坊をするから、まだ朝御飯を食らないもの。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
ちょうど朝御飯のとき着きましたので、みんなに読んであげました。
— 太宰治 『俗天使』 青空文庫
朝、目がさめて、きょうこそは、しっかりした意志を持ちつづけて悔いなく暮そうと、誓ってお床から起き出すのですけど、朝御飯まで、とっても、もちません。
— 太宰治 『俗天使』 青空文庫
朝御飯のおいしそうな食卓を見ると、もうすっかりあの固い誓いが、ふっとんでしまっているのです。
— 太宰治 『俗天使』 青空文庫
吹込む呼吸が強くなるためだといって抱主が、君、朝御飯も食べさせない、耐るもんか、寒い処を、笛を習ってる中に呼吸が続かぬから気絶するのが、毎朝のようだ、水を吹かけて生返らして、それから握飯の針のようなのを二ツずつ貰って食べる、帰ると三味線のお温習をして、そのまま下方の稽古に遣られる。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
」「はッ、いつも朝御飯を戴いて外へ出ますのが、今日は御玄関が開くとそのまま飛出しました。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫