舖
舖
名詞
標準
文例 · 用例
豐田太左衞門氏は、ゆゐしよある老舖の御主人にして、これまた、長者のふうあり、もののわかりのよきこと無類、三四年前、私と一緒に銀座うらを漫歩せしことありしが、私をしてまるで、鏡花、荷風などの老文士とともに在るが如き思ひを懷かしめた。
— 太宰治 『人物に就いて』 青空文庫
後になつて友人に聞いたら、醉つて自動車に衝突し、舖道に倒れたといふのである。
— 萩原朔太郎 『酒に就いて』 青空文庫
北風が唸りながら舖道の紙屑やごみを浚って吹いた。
— 渡辺温 『嘘』 青空文庫
下の座舖で拳を打つ聲がする。
— 森林太郎 『身上話』 青空文庫
其の醫者は鉛筆で手帖の端へ一寸書きつけて、それでは直に此を藥舖で買つて來るのだといつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
藥舖では罎へ入れた藥を二包渡して呉れた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
醫者は復藥舖へ行つて來いといつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
それは或期間を經過すれば効力が無くなるので餘計な仕入もしないのだと藥舖ではいつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫