鎺
はばき
名詞
標準
metal collar mounted between a sword blade and the hand guard
文例 · 用例
かくいはばきのふはじめて相見て、こと葉もまだかはさぬにいかでと怪み玉はむ。
— 森鴎外 『文づかひ』 青空文庫
遠い九国への旅立なれば、帰るのが何年になるやら、……まずまず今宵は拙者のために、貴用をのばしてくられよ」 見れば成程|割羽織に草鞋はばき、両刀に鞘袋をかけた旅装でした。
— 三上於兎吉 『艶容万年若衆』 青空文庫
裏口の戸をガタピシとあけて、そこへ現われたのは、狩衣をつけて、藁はばき、藁靴を履いた、五十ばかりの神主体の男。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
さあさあ、もっと火をお焚きなされ、火をたいて陽気になされませ」 こういって神主は藁靴、藁はばきをとって、炉辺に坐り込み、薪を炉の中にくべました。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
石垣の間には、スプゥンの形した紫青色の葉を垂れた「鬼のはばき」や、平べったい肉厚な防寒服を着たような「きしゃ草」なぞもある。
— 島崎藤村 『千曲川のスケッチ』 青空文庫
紺の脚袢、蒲はばきは、ゲートルに、草鞋は、ネイルドブーツに、背負梯子は、ルックサックに、羚羊の着皮は、レーンコートに移り変る。
— 百瀬慎太郎 『案内人風景』 青空文庫
すべり開いたはばき元が一、二寸、夜光に映えてきらりと眼を射る。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
大筋の小袖に繻子のめうちの打割袴、白布を縒った帯に愛刀を横たえ、黒はばきわらんじに足を固め、六角形に太ながら作り鉄のすじ金をわたして、所どころに、疣をすえた木刀を杖にした扮装、古めかしくもものものしい限り…。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
作例 · 標準
日本刀の美しい鎺は、刀身と鍔を繋ぐ重要な部品だ。
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刀剣愛好家は、刀の鎺の細工にもこだわりを持つ。
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その鎺には、職人の技が光る精巧な彫金が施されていた。
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