陰陽の理
おんみょうのり
名詞
標準
principle of duality
文例 · 用例
男女道に会って恋心を催す、畜生と雖も生ある限り、牡、牝を知って、春意を覚ゆるは、即ち天地自然陰陽の理に定むるところじゃ。
— 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男 第五話』 青空文庫
「どうすれば好いんですか」「どうすればって、占ないには陰陽の理で大きな形が現われるだけだから、実地は各自がその場に臨んだ時、その大きな形に合わして考えるほかありませんが、まあこうです。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
いくら大きな形が陰陽の理で現われたにしたところで、これじゃ方角さえ立たない霧のようなものだから、たとい嘘でも本当でも、もう少し切りつめた応用の利くところを是非云わせようと思って、二三押問答をして見たが、いっこう埒が明かなかった。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
それを十二分に汁の上に振りかけて、ひりひりするのを我慢しながら食事を済ましたが、婆さんの云わゆる「陰陽の理によって現われた大きな形」と頭の中に呼び起して見ると、まだ漠然と瓦斯のごとく残っていた。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
これを天地陰陽の理というのである。
— 花天狗流開祖 『落語・教祖列伝』 青空文庫