小新聞
こしんぶん
名詞
標準
koshinbun (type of early Meiji-era newspaper)
文例 · 用例
またある「小新聞」で或る独創的で有益な記事欄を設け、これがある読者のサークルで歓迎されたような場合に、それを「大新聞」でも採用するようにと切望するものがかなりに多数あっても、大新聞では決してそれはしないという話である。
— 寺田寅彦 『ジャーナリズム雑感』 青空文庫
品川のある小新聞社の社員が艶種を売りに来たので、少し許りの金を「桔梗」のお上がくれてやつた。
— 平出修 『二黒の巳』 青空文庫
連中は午後に出発し、一晩遊んで翌日昼過ぎに帰って来たのだったが、土地のその日の小新聞に、倉持の結婚式の記事が、大々的に出ていることを、銀子は晩方になるまで少しもしらなかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
交番の窓に頬杖を支いて、様子を見ている一名|紋着を着た目の鋭いのがすなわちそれで、渠は学士に怨のある書生の身の果で、今は府下のある小新聞に探訪員たる紳士であった。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
哲人の晩年 三十年間、The Ladies' Home Journal の記者として名声を馳せた Edward Bok が、小新聞の速記者として働いていたのは、まだ十五、六歳の少年の頃だった。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
Fさん来訪、地方の小新聞記者といふものについて考へる。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
小新聞の、大新聞への独占吸集が成功してから、大新聞の質は低下した。
— 宮本百合子 『ジャーナリズムの航路』 青空文庫
芸人の投票を昔小新聞がしたように、投票者が実在してもしないでもよい、数さえあれば――つまり運動費が最後の勝を占めるという風なやり方は、果してどれだけ意味があることだろうか。
— 宮本百合子 『夏遠き山』 青空文庫
作例 · 標準
明治初期の小新聞は、平仮名を多用して庶民に分かりやすくニュースを伝えた。
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当時の小新聞には、風刺画や街のゴシップ記事が多く掲載され爆発的な人気を博した。
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政治を硬い言葉で扱う大新聞に対し、小新聞は娯楽や日常生活に焦点を当てていた。
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標準
minor journal
作例 · 標準
地方の小新聞ならではの、地域行事や商店街に密着した温かい記事を読むのが好きだ。
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彼は大学時代に仲間と小新聞を発行し、学内の些細な問題に鋭く切り込んでいた。
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大手メディアが無視するような小さな出来事も、この小新聞は丁寧に拾い上げる。
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