空梅雨
からつゆ
名詞
標準
(unusually) dry rainy season
文例 · 用例
空梅雨に代表的な天気で、今にも降り出しそうな空が不得要領に晴れ、太陽が照りつけるというよりはむしろ空気自身が白っぽく光り輝いているような天候であった。
— 寺田寅彦 『ゴルフ随行記』 青空文庫
空梅雨の暑苦しさ梅雨の暑苦しさ」に傍点]、それは私たちの身心のやうな!
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
・空梅雨いちにち、どなられてぶたれて馬の溜息・空は空梅雨の雨蛙なくとても・その竹の子も竹になつた、さびしさにたへて・もう死んでもよい草のそよぐや(帰庵病臥二句)・死ねる薬はふところにある草の花・灯すよりぶつかつてくる虫のいのちで(改作) 七月十五日今日も曇つてゐるが、降りさうでなか/\降らない。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
・空梅雨の風のふく歯がぬけた ぬけた歯を投げ捨てて雑草の風・ぬけるだけはぬけてしまうて歯のない初夏・花がひらいて日が照つてあそぶてふてふ・めづらしく誰かくる雑草の見えがくれ・おもふことなく萱の穂のちる・こゝも墓らしい筍が生えて・歯のぬけた日の、空ふかい昼月 六月十四日 晴。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
或は空梅雨かも知れない、なか/\降らない。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
空梅雨らしく、なか/\降りださない。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
梅雨はいよ/\空梅雨らしい、夏日かゞやき炎天燃ゑる、――それにつけても私には自粛自戒が足らない。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
午前は晴、午後は雨、これでどうやら本格的な梅雨日和となつた訳だ、空梅雨ではあるまいかと心配してゐた農夫の顔に安心と喜悦との表情が浮んでゐる、私も梅雨季は梅雨季らしい方を好いてゐる、行乞が出来ないので困ることは困るけれど。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
作例 · 標準
今年の梅雨は空梅雨で、水不足が心配されているらしいよ。
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空梅雨だと、夏も猛暑になりそうで憂鬱だよね。
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農家さんたちは、空梅雨に頭を抱えているんだって。
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こんな空梅雨、本当に珍しいね。
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