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刺々しい

とげとげしい異読 トゲトゲしい
形容詞
1
標準
sharp (words)
文例 · 用例
」 葉子があまり刺々しい口を利くので、負け目を感じていた庸三は、神経にぴりっと来た。
徳田秋声 仮装人物 青空文庫
』という、聞き慣れてはいるが、いつも刺々しい声、いつもそうした言葉についで、後ろから長い指を伸ばして耳の縁をグイとひどく抓られる時の、あのお馴染の不快な気持――こういったものが、どうやらぼんやり記憶に残っている、彼の幼年時代の惨めな思い出であった。
または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 死せる魂 青空文庫
確かに吾々以外の人物が潜んでいるんだ――其奴が屹度犯人なんですよ」 そして、狐の様に刺々しい、鹿子の顔を凝視めるのだった。
小栗虫太郎 失楽園殺人事件 青空文庫
だしぬけに云つたりしてどうする金か、と幾がむつとして訊くと、どうだつていゝ、と軍治は痩せたとも見える頬に刺々しい嘲りの色を見せた。
田畑修一郎 鳥羽家の子供 青空文庫
子供に乳房を含ましたり頬ずりをしたりしながら、私の方へじろりと投げる妻の眼付に、私は或る刺々しいものを感じて、ぞっとするようなことがあった。
豊島与志雄 或る男の手記 青空文庫
北米の原野に雜草を頂いたばかり木も石もない土地の起伏は、縮緬の皺を見るやうな刺々しい箱根の山脈よりどれほどのび/\して居たであらう。
永井荷風 新歸朝者日記 青空文庫
十六七から二十頃までの、あの……憧れ……とか、申しますんですか……あんな心持に似てはをりますが、何処かずつとさし迫つた、いやに刺々しい気分なんでございますね。
岸田國士 青空文庫
頬のあたりに刺々しいものがあるが、それを除くと、平和といってもいいようなおだやかな顔でしずかな寝息をたてていた。
キャラコさん 青空文庫
作例 · 標準
彼女の刺々しい態度に困惑し、何か悪いことをしたかと不安になった。
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メールの文面が刺々しくて、相手の怒りがダイレクトに伝わってくる。
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普段は穏やかな彼が、珍しく刺々しい口調で反論した。
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刺々しい(とげとげしい) — 幻辞.com