肥立ち
ひだち
名詞
標準
recovery after childbirth
文例 · 用例
跡の肥立ちが非常に悪くついに六月十九日に息を引き取った。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
その醜い我が子の顔を一眼見た女房は逆上して、それがために産後の肥立ちが悪くなって、とうとう死んでしまった。
— 田中貢太郎 『鮭の祟』 青空文庫
お定は婿を貰いましたが、産後の肥立ちが悪くて早死にを致しました。
— 岡本綺堂 『蜘蛛の夢』 青空文庫
」と言うお銀に促されて、床揚げの配り物をすると一緒に、お冬へ返礼に芝居をおごったり、心配してくれた人たちを家へ呼んだりするころには、子供はまだ退院当時の状態を続けていたが、秋になってからは肥立ちも速かであった。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
此精神の喜びは肉體に影響したであらう、至つて肥立ちよく、乳も充分に出るので赤坊の發育は申分なく、毎週一回其體重を量ると理想的の増量であつた。
— 土井八枝 『隨筆 藪柑子』 青空文庫
肥立ちに入っても用心の為め双方に看護婦が附き添っていたから、清之介君は細君と打ち解ける機会がなかった。
— 佐々木邦 『女婿』 青空文庫
閣下はチブスの肥立ちでも駈引を忘れない。
— 佐々木邦 『閣下』 青空文庫
しかしもう肥立ちになっていたから、野口君はお礼廻りの序に見舞ってくれた。
— 佐々木邦 『首切り問答』 青空文庫
標準
growth (of a child)