敷居
しきい異読 しきみ・しき
名詞多音語頻度ランク #15457 · 青空 1184 例
標準
threshold (esp. one with grooves for sliding doors)
文例 · 用例
「……フン、そりや彼奴の云ふのにも本当はある――」「けれどもだ、……けれどもそれでは此方が困る……」 そこへ、「何方にも一理ある場合は親の方を子は聴入れなくつちやァ不可ない」といふ、常々云つてる言葉が飜然浮ぶと、彼は解決を得た喜びに敷居の辺りを意気ある眼で睨んだ。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
「先生々々、」と医者の居間の敷居の前に膝を突いた看護婦がせき込んで云つた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
彼女は茶の間の四畳半と工房が座敷の中に仕切って拵えてある十二畳の客座敷との襖を開けると、そこの敷居の上に立った。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
主人は新らしい灰吹の中へなにがしかの志の金を入れて、工作部屋の入口の敷居に置き「万事灰吹で間に合せて行く。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
今でもこの海峡には海の底に狭い敷居のような浅いところが連なってその両側はそれより百|尋以上も深く掘れ窪んでいます。
— 寺田寅彦 『瀬戸内海の潮と潮流』 青空文庫
このような流れが海の底の敷居を越える時には、丁度|橋杙などの下流が掘れくぼむと同じような訳で、敷居の下流のところがだんだんに深くなったのであろうという説があります。
— 寺田寅彦 『瀬戸内海の潮と潮流』 青空文庫
出口の腰障子につかまって、敷居を足越そうとした奈々子も、ふり返りさまに両親を見てにっこり笑った。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
そして、寢臺の側の臺の上や、窓敷居にパンジイや、フリイジヤや、釣鐘草や、撫子や、マガレツトの花などの順順に變つて行くのを、やつと首だけ動かしながら見て樂しんだ。
— 南部修太郎 『病院の窓』 青空文庫
作例 · 標準
玄関の敷居をまたぐ際、彼は少し躊躇した。
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古い日本家屋では、部屋と部屋の間に高い敷居があることが多い。
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彼女は敷居の掃除を毎日欠かさない。
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