フィレ
ふぃれ
名詞
語義は準備中です。この語は青空文庫の用例から収録した新着の見出しで、現在は読み・品詞・用例のみ確定しています。
文例 · 用例
フィレンツェ、ローマを経てナポリに着いたのが、ちょうど大晦日であった。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
」 こういうと、もう学生は山のむこうがわのイタリアのまんなかの、フィレンツェとローマのあいだに来ていました。
— LYKKENS KALOSKER 『幸福のうわおいぐつ』 青空文庫
フィレンチェ派学ぶはミケランジェロ、ヰンチイが幽霊、和蘭派学ぶはルウベンス、ファン・ヂイクが幽霊、我国のアルブレヒト・ドュウレル学びたりとも、アルブレヒト・ドュウレルが幽霊ならぬは稀ならむ。
— 森鴎外 『うたかたの記』 青空文庫
何故、豊後王|普蘭師司怙・休庵(大友宗麟)の花押を中にして、それを、フィレンツェ大公国の市表章旗の一部が包んでいるのだろう。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
なんとなれば、その創の形が、まさしく降矢木家の紋章の一部をつくっている、フィレンツェ市章の二十八葉橄欖冠にほかならないからであった。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
しかし、こう云うと、あるいは僕の浅学をお嗤いになるでしょうが、事実僕は、未だもって『Discorsi』(十六世紀の前半フィレンツェの外交家マキァヴェリ著「陰謀史」)さえも読んでいないのですよ、ですから、御覧のとおりの開けっ放しで、勿論|陥穽も計謀もありっこないのです。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
「ねえ支倉君、せめて、最後の送りだけでも、この神聖家族の最後の一人に適わしいよう、伸子を飾ってやろうじゃないか」 こうして、メディチ家の血系、妖妃ビアンカ・カペルロの末裔、神聖家族|降矢木の最後の一人紙谷伸子の柩は、フィレンツェの市旗に覆われ、四人の麻布を纏った僧侶の肩に担がれた。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
國家の統治者の家系に從つての歴史敍述は廣く――殊に日本や支那などに於て――行はれてをり、このやうにして我々はまたペリクレス時代のアテナイ、アウグストゥス時代のローマ、フィレンツェに於けるメディチ家時代、或はエリザベス時代、或はルイ十四世時代などといふ言葉を始終用ゐてゐるのである。
— 三木清 『歴史哲學』 青空文庫