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書き替え

かきかえ
名詞
1
標準
文例 · 用例
ところで下枝の方は、我れが女房にして、公債や鉄道株、ありたけの財産を、我れが名に書き替えてト大分旨い仕事だな。
泉鏡花 活人形 青空文庫
すると大阪の土佐藩邸にいる石川石之助の出した堺事件の届書を返して、更に精しく書き替えて出せと云うことである。
森鴎外 堺事件 青空文庫
荷物送り状の書き替え、駄賃の上刎ね――駅路時代の問屋の弊害はそんなところに潜んでいた。
第一部上 夜明け前 青空文庫
秀子に身代を遣るという遺言状を書き替え度いのは見えて居るが夫を書き替えれば余の身の利害にも関係するから、夫ゆえ書き替えずに断念めると云う意味であろうか。
黒岩涙香 幽霊塔 青空文庫
余は聊かながら直接に余の父から伝えられた余の財産が有るから、縦しや遺言を書き替えられても別に苦痛とは思わぬが、茲で其の旨を云うのは却って叔父の気に障るか知らんなど、取つ置いつ思案して右左の挨拶も口には出ぬ。
黒岩涙香 幽霊塔 青空文庫
この書は十年以前に書き始められたのであって、今日の思想はいくぶんかこれよりも推移し発展しているからいつか書き替えたいと思ってるが、その根本思想は今日といえども依然として変じないといっておられる。
倉田百三 愛と認識との出発 青空文庫
『善の研究』の書き替えらるるときには Leib に関する深い、新しい研究の結果が添えらるることを望んでおく。
倉田百三 愛と認識との出発 青空文庫
「文壇への批難」の中の聖フランシスについての一節は、僕は君を目安にして書いたのではありませんが、君の名誉のために断然省略するか書き替えるかして、君に迷惑のかからぬようにしますから安心して下さい。
倉田百三 青春の息の痕 青空文庫