死毛
しもう
名詞
標準
kemp
文例 · 用例
降りくる悲しみを少しもうけとめないで、安易で架空な有頂天を幸福と感じ做し自分を売る店を探して走り廻るとは、なんと悲しく悲しいことだ……3神よ私をお憐み下さい!
— 中原中也 『寒い夜の自我像』 青空文庫
しかしもう見ないで終るであらうと思ふことは、せつない。
— 〔私が貧乏で〕 『夏』 青空文庫
私より遙かに先きに立つて、暗闇の中に姿を消してしもうた子供たちの心の中に、私は入らうと努めた。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
併しもう少し好い處をと思つて歩いて居る中に、とう/\ぐるりと一※りして元の公園の入口へ出てしまつた。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
雲がきれて陽が照るしもう雨は大丈夫だ。
— 宮沢賢治 『台川』 青空文庫
二つはそのまま使えるしもう四つだけころがせばいい、まずおれは靴をぬごう。
— 宮沢賢治 『台川』 青空文庫
園さまはどうなされた今日はまだ顏が見えぬと問はれてまさかに、今までこれ/\で次の間に泣いて居られますとも言ひがたければ、少々御不加※で、然しもう宜しう御座りませうほどに、まあお茶を一つなどヽ民は其塲をつくろひぬ。
— 樋口一葉 『經つくゑ』 青空文庫
両親は左程には思われぬ、眼を病めば盲人になる人もある、近眼位なら結構じゃ、百姓の子が百姓するに不思議はない、大望を抱いて居ても運がたすけねば成就はせぬもの、よしよしもう思い返して百姓するさ。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
作例 · 標準
この羊毛には死毛が混じっているため、染色しても色が綺麗に乗らない。
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紡績の工程で、品質を落とす原因となる死毛を丁寧に取り除く。
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安価なウール製品の中には、死毛が多く含まれているものもある。
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