外郎
ういろう異読 ういろ
名詞
標準
sweet rice jelly
文例 · 用例
相州小田原の町に電車鐵道待合の、茶店の亭主が言に因れば、土地の鹽辛、蒲鉾、外郎、及び萬年町の竹屋の藤、金格子の東海棲、料理店の天利、城の石垣、及び外廓の梅林は、凡そ日本一也。
— 泉鏡太郎 『城の石垣』 青空文庫
莞爾として聞きながら、よし/\其もよし、蒲鉾は旅店の口取でお知己、烏賊の鹽辛は節季をかけて漬物屋のびらで知る通、外郎は小本、物語で懇意なるべし。
— 泉鏡太郎 『城の石垣』 青空文庫
女づれの遊山旅に、桔梗一本折ればといって、駕籠を舁いだおじさんに渡りをつけねえじゃならなかったに、名物の外郎は、偶にゃ覚えた人があろか、清見寺の欄干から、韮山の虹を見たって、雲助を思い出す後生|願は一人もねえ。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
蒲燒屋を覗き外郎を購ひなどしてぼんやり通る。
— 泉鏡太郎 『熱海の春』 青空文庫
今の何々八景といふのは、白石手簡に八景のはじめは宋人か元人かにて宋復古と申す畫工云々とあるが、それは夢溪筆談に出てゐる度支員外郎|宋迪の事で、平沙落雁、遠浦歸帆、山中晴嵐、江天暮雪、洞庭秋月、瀟湘夜雨、煙寺晩鐘、漁村夕照、之を八景といつて得意の畫であつたといふのである。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
しかしここでは『夷堅志』の作者たる洪邁一人について少々申し上げますと、彼は字を景盧といい、もちろん幼にして学を好み、紹興の中年に詞科に挙げられて、左司員外郎に累進しました。
— 夷堅志 『中国怪奇小説集』 青空文庫
鈴木の奥さんを訪ねてビールをよばれる、湯田の湯はよいな、外郎はうまいな。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
山口で外郎一包を買つた、明日徃訪する白船老への土産として。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
Edo-period herbal medicine used as an antitussive and a breath freshener
作例 · 標準
例句