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黒血

くろち
名詞
1
標準
venous blood
文例 · 用例
アンタもそこに気が付いて口の中を覗いてみなさったものじゃろうが……感心感心……一度、痕跡も残さずに拭い上げた口の中の黒血の残りが、斬られて投棄てられる拍子に、仏様の咽喉からセグリ上げて来ようなぞとは閻魔様でも気が付かん事じゃろう。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
見ると夥しく黒血がニジンで乾干付いている。
夢野久作 呑仙士 青空文庫
八蔵は泰助に恨あれば、その頭蓋骨は砕かれけん髪の毛に黒血|凝りつきて、頬より胸に鮮血迸り眼を塞ぎ歯を切り、二目とは見られぬ様にて、死しおれるにもかかわらず。
泉鏡花 活人形 青空文庫
深く刺さった鈎型の嘴を一気に引き離すと、黒血のしたたる手首を無我夢中にふりまわしたが、そのはずみに籠の底が脱けてバッタリ落ちたので、赤い鳥は得たりとばかり外へ飛び出して、見る見るうちに遠い松原の中に逃げ込んでしまった。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
左の手はしっかりあごの下の所を押えていますが、その指の間から黒血の固まりがはみ出しています。
森鴎外 高瀬舟 青空文庫
見ると黒血が首にだく/\と塊まり着いて居る。
村山槐多 悪魔の舌 青空文庫
たとひそれが野宮の暗示に依つて行はれたとは云へ現在この自分の手からそれ等の人々の黒血はわが良心に向つて絶えざる叫びを上げるのである。
村山槐多 殺人行者 青空文庫
左の手はしつかり腮の下の所を押へてゐますが、其指の間から黒血の固まりがはみ出してゐます。
森鴎外 高瀬舟 青空文庫
作例 · 標準
負傷した兵士からは、暗赤色の黒血が流れ出ていた。
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「血が止まらない!」と患者が呻いた。体から流れ出る黒血を見て、医師は事態の深刻さを悟った。
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医療ドラマでは、静脈血を表現するために黒血の小道具が使われることがある。
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