下阪
げはん
名詞動詞-サ変
標準
proceeding from Tokyo to Osaka
文例 · 用例
九 爆発物の検査 これより先、重井らは、東京にての金策|成就し、渡韓の費用を得たるをもて、直ちに稲垣と共に下阪してそが準備を調え、梅清処塾にありし壮士は早や三々五々渡韓の途に上りぬ。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
氣がつくと、阪下阪上の全體に燈がはひつてゐた。
— 水野仙子 『神樂阪の半襟』 青空文庫
その劇場がいよいよ二月十二日から開場することになって、その舞台びらきには団十郎一門をまねいて出演させる相談がきまったので、団十郎は門下の八百蔵、女寅、染五郎などに女形の中村富十郎を加えて下阪した。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
貴婦人と音曲5・22(夕) 大阪美術|倶楽部で催された故|清元順三の追悼会に、家元|延寿太夫が順三との幼馴染を懐ひ出して、病後の窶れにも拘らず、遙々下阪して来たのは美しい情誼であつた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
尤も松平春嶽公あたりよりも同じ勧説があったので、慶喜公は遂に会桑侯等を率いて急に下阪せられることになった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
そこで新藩主も共に下阪されることになったが、兼て朝廷より御召という命もあったのを、それにかかわらずかかる挙動を執られたので、既にこの時より朝廷向きの御首尾は悪くなった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
見す/\さうした有様なのに、三人が三人とも、東上はしても一年と居著かずに下阪する。
— ――中村魁車を誄す―― 『街衢の戦死者』 青空文庫
此右団治が役変替を言ひ出したことから、我童狂死、我童びいきの東京の車屋が下阪して、右団治をつけねらつて居ると言つた様な噂まで耳に残つて居る。
— 折口信夫 『春永話』 青空文庫
作例 · 標準
幕末の志士たちが、情勢を探るために江戸から京都を経て下阪したという記録が残っている。
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商談のために急遽下阪することになり、新幹線のチケットを慌てて手配した。
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かつて「天下の台所」と呼ばれた大阪の活気を見るため、多くの旅人が下阪を楽しみにしていた。
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