煮え湯
にえゆ
名詞
標準
boiling water
文例 · 用例
煮え湯をあびせられたような悲鳴が聞えて来た。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
煮え湯をあびせられた蟻のように支那兵は到るところに群をなして倒れていた。
— 黒島伝治 『チチハルまで』 青空文庫
煮え湯を呑ませられたようなものだ。
— 太宰治 『善蔵を思う』 青空文庫
煮え湯を飲むような気がした。
— 太宰治 『東京八景』 青空文庫
殺される甥は不憫であるが、家には替えられない、親類縁者の大勢には替えられないと、こう決心した五郎三郎の眼からは煮え湯のような涙がこぼれた。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
やい、バカ野郎ッ、こんな煮え湯をこしれえておいて、おいらをゆであげておいてから、あとで酢だこにでもする了見かい、と、こういってやったらね、三助の野郎がまたとんでもねえ啖呵をきりやがったんですよ。
— 卒塔婆を祭った米びつ 『右門捕物帖』 青空文庫
「まるで降誕祭まへの豚か何ぞのやうに、頭から煮え湯をぶつかけをつて!
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
実はその男も拙者と同じく、探し廻っている筈で」「などと安心していると、貴殿、煮え湯を飲まされますぞ。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
作例 · 標準
彼は誤って腕に煮え湯を浴びてしまい、すぐに冷水で応急処置をした。
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お茶を淹れるために沸かした煮え湯が、急須の中で心地よい音を立てる。
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料理人は、煮え湯の中へ手際よくパスタを投入していった。
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