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若竹

わかたけ
名詞
1
標準
文例 · 用例
机の上には硯箱と文鎭があり、庭には若竹の影が敷石の上にそよいでゐる。
萩原朔太郎 田端に居た頃 青空文庫
時に車上に居たものを、折から行違った土地の豆腐屋、八百屋、(のりはどうですね――)と売って通る女房などは、若竹座へ乗込んだ俳優だ、と思ったし、旦那が留守の、座敷から縁越に伸上ったり、玄関の衝立の蔭になって差覗いた奥様連は、千鳥座で金色夜叉を演るという新俳優の、あれは貫一に扮る誰かだ、と立騒いだ。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
いつも引籠勝で、色も香も夫ばかりが慰むのであったが、今日は寺町の若竹座で、某孤児院に寄附の演劇があって、それに附属して、市の貴婦人連が、張出しの天幕を臨時の運動場にしつらえて、慈善市を開く。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
車は病院所在地の横田の方から、この田畝を越して、城の裏通りを走ったが、突かけ若竹座へは行くのでなく、やがて西草深へ挽込んで、楫棒は島山の門の、例の石橋の際に着く。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
」「は、私はちっとも急ぎませんけれど、今日は名代も兼ねておりますから、疾く参ってお手伝いをいたしませんと、また菅子さんに叱言を言われると不可ません――もうそれでは、若竹座へ参っております時分でしょうね。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
若竹座は大変な人でしょう。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
逢うが別れの今世に、臨終のなごりを惜むため、華燭銀燈輝いて、見返る空に月のごとき、若竹座を忍んで出た、慈善市の光を思うにつけても、横町の後暗さは冥土にも増るのみか。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
若竹や――何とか云う句で宗匠を驚したと按摩にまで聞かされた――確に竹の楽土だと思いました。
泉鏡花 半島一奇抄 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避

若竹(わかたけ) 一般 その年に生えた竹。今年竹、新竹。 若布と筍の総称。 若竹煮 - 若布と筍を用いた煮物(日本料理)。 地名 若竹 (厚岸町) - 北海道厚岸町の地名。 若竹 (一宮市) - 愛知県一宮市の地名。 木造若竹(きづくりわかたけ)- 青森県つがる市の地名。 尾崎町若竹(おさきちょうわかたけ)- 愛知県江南市の地名。 若竹台町(わかたけだいまち)- 長崎県佐世保市の地名。 人名 若竹笛躬 - 江戸時代中期の浄瑠璃作者。 若竹又男 - 日本陸軍の軍人。 若竹千佐子 - 日本の小説家、芥川賞作家。 若竹七海 - 日本の作家。 若竹竜士 - 日本の元プロ野球選手。 その他 若竹 (寄席) - かつて東京都に存在した寄席。 若竹 (駆逐艦) - 日本海軍の駆逐艦。 若竹型駆逐艦 - 日本海軍の駆逐艦の艦級。 若竹杯 - 日本の囲碁の棋戦。

関連項目
出典: 若竹 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0