出張り
でばり
名詞
標準
projection
文例 · 用例
雪がせわしく降り出したので出張りを片付けている最後の本屋へ、先刻値を聞いて止した古雑誌を今度はどうしても買おうと決心して自分は入って行った。
— 梶井基次郎 『泥濘』 青空文庫
――そうすると、見失った友の一羽が、怪訝な様子で、チチと鳴き鳴き、其処らを覗くが、その笠木のちょっとした出張りの咽に、頭が附着いているのだから、どっちを覗いても、上からでは目に附かない。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
」「貴下こそ、前へいらしってお待ち下されば可うござんすのに、出張りにいらしって、沫が冷いではありませんか。
— 泉鏡花 『妖術』 青空文庫
年寄ったウェーターが私を出張りの硝子囲いの側近くの卓に導いて呉れて、間もなく皿を運んで来た。
— 岡本かの子 『褐色の求道』 青空文庫
硝子窓の外で、ぎらりと光った数珠の玉が眼に映ったのと同時に、この出張りの天井の電燈もついた。
— 岡本かの子 『褐色の求道』 青空文庫
と、それと共に、またもう一つの大きな石が、転げ落ちて来て、僕が横わっている窪地の、僕の頭から一|呎とも離れない出張りの角に当った。
— コナン・ドイル 『空家の冒険』 青空文庫
僕が出張りの角に手をかけてぶら下った時に、また第三の石が落っこって来て、間髪の間を唸り越えて行った。
— コナン・ドイル 『空家の冒険』 青空文庫
美しき衣|着裝ひて、出張りたる窓に立てるは、山のあなたより來し異國人なるべし。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
作例 · 標準
壁の出張りが邪魔で、家具がうまく配置できない。
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建物の出張りの部分に、小さな植木鉢が飾られている。
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地形図には、山の出張りが詳細に描かれている。
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