オンコ
おんこ
名詞
標準
文例 · 用例
ましら髯、厳かしきアツシシ、マキリ持ち、研ぎ、あぐらゐ、オンコ(水松)そぎ、心|恍れり。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
オンコよ、吾が削る紅柔き兎の肉なすオンコよ、しかく光らん。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
彼アイヌ、眉毛かがやき、白き髯胸にかき垂り、厳かしきアツシシ、マキリ持ち、研ぎ、あぐらゐ、真夜なす眼の窩のアイヌ、今は善し、オンコ削ると息長に息吹き沈み、恍れ、遊び、心足らふと、そのオンコ、たらりたらりと削りけるかも。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
ましら髯、いつかしきアツシシ、マキリ持ち、研ぎ、あぐらゐ、オンコそぎ、心恍れり。
— 北原白秋 『篁』 青空文庫
オンコ(いちゐ)よ、吾が削る、紅柔き兎の肉なすオンコよ、しかく光らん。
— 北原白秋 『篁』 青空文庫
彼アイヌ、眉毛かがやき、白き髯胸にかき垂り、厳かしきアツシシ、マキリ持ち、研ぎ、あぐらゐ、夜なす眼の窩のアイヌ、今は善し、オンコ削ると、息長に息吹き沈み、恍れ遊び、心足らふと、そのオンコ、たらりたらりと削りけるかも。
— 北原白秋 『篁』 青空文庫
書院はクルミの机、カツラ木理の天井、オンコの欄間、トチの腰板、ヤシの脇壁板。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
床脇はシロコの地板、サビタ瘤の地袋ばしら、ヤチダモ根の木口包み、オンコの上棚板、ブナの下げづか。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫