がちがち
がちがち
形容動詞
標準
文例 · 用例
それお株がはじまった、と見ると、女房はがちがちがちと在りたけの身上へ錠をおろして、鍵を昼夜帯へ突込んで、当分商売はさせません、と仕事に出る、 トかますの煙草入に湯銭も無い。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
がちがち震えながら、傍目も触らず、坊主が立ったと思う処は爪立足をして、それから、お前、前の峰を引掻くように駆上って、……ましぐらにまた摺落ちて、見霽しへ出ると、どうだ。
— 泉鏡花 『朱日記』 青空文庫
」とわざとらしく、がちがち。
— 泉鏡花 『菎蒻本』 青空文庫
」 恭一はすっかりこわくなって、歯ががちがち鳴りました。
— 宮沢賢治 『月夜のでんしんばしら』 青空文庫
」雪童子が丘をのぼりながら云いますと、一疋の雪狼は、主人の小さな歯のちらっと光るのを見るや、ごむまりのようにいきなり木にはねあがって、その赤い実のついた小さな枝を、がちがち噛じりました。
— 宮沢賢治 『水仙月の四日』 青空文庫
おまけに水平線の上のむくむくした雲の向うから鉛いろの空のこっちから口のむくれた三|疋の大きな白犬に横っちょにまたがって黄いろの髪をばさばささせ大きな口をあけたり立てたりし歯をがちがち鳴らす恐ろしいばけものがだんだんせり出して昇って来ました。
— 宮沢賢治 『サガレンと八月』 青空文庫
」 恭一はすつかりこはくなつて、歯ががちがち鳴りました。
— 宮沢賢治 『月夜のでんしんばしら』 青空文庫
」雪童子が丘をのぼりながら云ひますと、一疋の雪狼は、主人の小さな歯のちらつと光るのを見るや、ごむまりのやうにいきなり木にはねあがつて、その赤い実のついた小さな枝を、がちがち噛じりました。
— 宮沢賢治 『水仙月の四日』 青空文庫