幻辞.com

相互いに

あいたがいに
副詞
1
標準
mutually
文例 · 用例
そして世界を相互いに公共的に所有することによってまた初めて社会は成立する。
三木清 マルクス主義と唯物論 青空文庫
もしも然らずして、相互いに疎んじ相互いに怨んでその情を痛ましむるが如きありては、配偶の大倫を全うすること能わずして、これをその人の不徳と名づけざるを得ず。
福沢諭吉 日本男子論 青空文庫
家の内には情を重んじて家族相互いに優しきを貴ぶのみにして、時として過誤失策もあり、または礼を欠くことあるもこれを咎めずといえども、戸外にあっては過誤も容易に許されず、まして無礼の如きは、他の栄誉を害するの不徳として、世間の譏りを免るべからず。
福沢諭吉 日本男子論 青空文庫
即ち家に居り家族相互いに親愛恭敬して人生の至情を尽し、一言一行、誠のほかなくしてその習慣を成し、発して戸外の働きに現われて公徳の美を円満ならしむるものなり。
福沢諭吉 日本男子論 青空文庫
これを通俗にいえば、夫婦の間、相互いに隔てなくして可愛がるとまでにては未だ禽獣と区別するに足らず。
福沢諭吉 日本男子論 青空文庫
あるいはまた、家道|紊れて取締なく、親子妻妾|相互いに無遠慮|狼藉なるが如きものにても、その主人は必ず特に短気無法にして、家人に恐れられざるはなし。
福沢諭吉 日本男子論 青空文庫
天下広し家族多しといえども、一家の夫婦・親子・兄弟姉妹、相互いに親愛恭敬して至情を尽し、陰にも陽にも隠す所なくして互いにその幸福を祈り、無礼の間に敬意を表し、争うが如くにして相譲り、家の貧富に論なく万年の和気悠々として春の如くなるものは、不品行の家に求むべからざるの幸福なりと知るべし。
福沢諭吉 日本男子論 青空文庫
其等の、さま/″\の室の中には生活を異にし、気持を異にした、いろ/\な、相互いに顔も知り合わないような人が住んでいる。
小川未明 夕暮の窓より 青空文庫
作例 · 標準
例句
相互いに(あいたがいに) — 幻辞.com