院庁
いんのちょう異読 いんちょう
名詞多音語
標準
office of a retired emperor
文例 · 用例
白河天皇も、又英明の御資質で、藤原氏の権勢など顧慮せらるゝことなく、万機を決し給うてゐたが、応徳三年、御位を堀河天皇に譲り給うた後、院庁を開いて、おん自から、万機を総攬し給ひ、次の鳥羽天皇、崇徳天皇まで御三代の間は、白河上皇の院政が続いたのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
ともかくも義経が秀衡に頼ったことは、鎌倉に奥州討伐の良い口実を与えたもので、頼朝奏請してしばしば院庁下文を申し下し、秀衡は凶賊義経を扶持して反逆を起したものとして、これを征伐せんことを希望したが、朝廷では単に義経を搦め進ずべき旨を下知し給うのみで、奥州討伐のことはどうしてもお許しがない。
— 喜田貞吉 『奥州における御館藤原氏』 青空文庫
聖護院庁の法眼|玄基と、伊達三|位房游雅とは、『鬼火の姥』と呼ばれているところの、不思議な女修験者のことで、ひそひそ話を交わせていた。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
作例 · 標準
院庁は、上皇の政治的権力を象徴する重要な機関であった。
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鎌倉時代初期、後鳥羽上皇は院庁を拠点に政務を執り行った。
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院庁下文によって発せられる命令は、朝廷のそれとは異なる権威を持っていた。
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歴史書には、特定の院庁の活動について詳細な記述が見られる。
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