美術愛好家
びじゅつあいこうか
名詞
標準
art lover
文例 · 用例
この人もまた美術愛好家であって、夏雄さんの彫り物では鏡蓋、前金具、煙管など沢山に所持しており、また古いものにも精通しておられ、柏木貨一郎というとその頃の数寄者仲間には知られた人で、同氏が所持していたものといえば、それを譲り受けるにも人が安心した位、信用のあった人でありました。
— 大隈綾子刀自の思い出 『幕末維新懐古談』 青空文庫
吉岡とは年令も少し遠いし境遇も非常に違うし、単に画家と美術愛好家というだけの交りで、金銭のことを持ち出せるほどの間柄ではなかったが、ただ一つ心持の上の妙な交渉を持っていた。
— 豊島与志雄 『好意』 青空文庫
巴里における日本美術愛好家の一団は 〔Socie'te' du Jinglar〕 の会名の下に毎月一回郊外のセエヴルに晩餐の集会をなすに至りぬ。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
ところがさて、噂に聞くとそのイタリア人は美術愛好家だということであり、それゆえ、Kがその案内役に選ばれたのは当然のことであった。
— DER PROZESS 『審判』 青空文庫
今でもあの小さなヒダの国(ミノも加えて)の山中の町や村々をテイネイに見て歩けば、中央の美術愛好家や歴史家に全然知られていないタクミの名作や、大和の飛鳥や藤原京と同期もしくはそれ以前の仏像すらも、どこかの名もない寺に隠されて忘れ去られているかも知れないのである。
— 坂口安吾 『飛騨の顔』 青空文庫
二十面相は美術愛好家です。
— 江戸川乱歩 『超人ニコラ』 青空文庫
作例 · 標準
彼は生粋の美術愛好家で、世界中の美術館を巡っている。
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美術愛好家たちが集まるこのイベントは、毎年盛況だ。
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彼女は美術愛好家が高じて、自らも絵を描き始めた。
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