恨みを晴らす
うらみをはらす
表現動詞-五段-サ行
標準
to avenge oneself
文例 · 用例
五六人打殺してやつて、これ/\のいはれで恨みを晴らすのだといつて一人生かして還してやれば、屹度日置に傳はる。
— 伊藤左千夫 『古代之少女』 青空文庫
だから、ははんそうか、さてはだれかその用人の身内の者がお手討ちの恨みを晴らすために、あんな左の目のない生首をこしらえて、味なまねしやがったんだなと思いましたからね、すぐにおやじへきいたんでがすよ。
— 生首の進物 『右門捕物帖』 青空文庫
例えば、折よくやって来た目下の小役人とか召使、さては細君に向って恨みを晴らす、時には無心の椅子までがとばっちりを受けて、ところ構わず、扉などへ叩きつけられるものだから、腕木や凭れはけし飛んでしまう――せめてそんなものにでも当り散らして怒りの程を思い知らせる訳である。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
わたくしの恨みを晴らすために、ともかくも花形なぞと、数えられるこのわたしが、血なまぐさい事をしてのけたら、何も彼も、滅茶滅茶だ。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
わしは、今まで、恨みを晴らすに、太刀、刀を使おうとばかり思うていた。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
とうに手を下して恨みを晴らすべき人々をさえ、刃にもかけず、じっとながめているわたくし、何で、切支丹の御禁制なぞ破りましょうや!
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
」「ナニ、奇怪な言葉のはしばし――手を下して恨みを晴らすべきものをも、討たずに忍んでいると言うのか?
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
しかも、一国の重寄に任ずる城代家老としては、主の恨みを晴らすということも大切であろうが、それよりもまず主家の祭祀の絶えざることを念とするのが当然だと信じたのである。
— 森田草平 『四十八人目』 青空文庫
作例 · 標準
例句