馬揃え
うまぞろえ
名詞
標準
文例 · 用例
お馬揃えに、花吹雪桜にとめたか、繋ぎ馬別れまいとの、印かやええ、それ流れ螺には、押太鼓陣鐘たたいて、鬨の声さっても、殿御の武者振は黄金の鍬形、白銀小実―― 八郎太も、小太郎も、黙って、その唄を聞いていた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
それは部下の諸将を集めてその威容を展観させる馬揃えであった。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
しかるに、出頭の簿へ名をのぼせながら、今日の馬揃えに、姿を見せぬやつがおるとは奇ッ怪千万。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
かの馬揃えの天覧に、御簾のあたりの月卿雲客を驚嘆させ、三十余万の民衆の眼を奪った絢爛に劣らない曠のいでたちが、この日も、信長とその前後の諸大将旗本をつつんでいた。
— 第六分冊 『新書太閤記』 青空文庫