看病人
かんびょうにん
名詞
標準
nurse
文例 · 用例
看病人を頼むのも、医者を心付けるのも、北里と、小石川の及腰、瘠細るばかり塩気を断って、生命を縮めてもと念じ明した。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
手前は五年ほど掛違うて間とは会ひませんので、どうか去年あたり嫁を娶うたと聞きましたが、如何いたしましたな」 彼はこの美き看病人の素性知らまほしさに、あらぬ問をも設けたるなり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
殊にこの頃では伊藤、河東、高浜その他の諸子を煩わして一日替りに看病に来てもらうような始末になったので、病人の苦しいことは今更いうまでもないが、看病人の苦しさは一通りでないということを想像すればするほど気の毒で堪らなくなる。
— 正岡子規 『病牀苦語』 青空文庫
」 半時おきほどづつに、かう極つたやうに言つて、看病人に扶けられつゝ、半身を起き上らして貰つたり、寢さして貰つたりした。
— 上司小劍 『天滿宮』 青空文庫
すると京子は、うつら/\眠りかけてゐる時でも、分らんことを引つ切りなしに言つて、看病人を困り拔かしてゐる時でも、默つて一心に、道臣の盃の上げ下ろしに、自分の眼の珠をも上げ下ろしして見てゐた。
— 上司小劍 『天滿宮』 青空文庫
もうずっと発熱することもなくなって、病苦はあなたから去ったように見えるのを私は喜んでいますのに」 こう言って、尼夫人という緊張した看病人がそばを離れず世話をしていた。
— 手習 『源氏物語』 青空文庫
二人とも日常非常に壮健なので――病らっても須磨子が頑健だと、驚いているといっていたという、看病人の抱月氏の方がはかばかしくないようだった。
— 長谷川時雨 『松井須磨子』 青空文庫
丁度正月の七草の事でございます、独身者ゆえ看病人も有りませんが、近所の人が来ては看病をしてくれますが、万事|行届かん勝でございます、なれども田舎|気質のものは親切でございますゆえ、村方の者が代る/″\来ては世話をいたしてくれます。
— 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) 『粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)』 青空文庫
作例 · 標準
「今の時間、看病人は病室に入れませんので、ラウンジでお待ちください」
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昔はプロの看病人を雇って、付きっきりで世話をしてもらうのが一般的だった。
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交代で看病人を務める家族のために、病院から折り畳み式の簡易ベッドを借りた。
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