夜天
やてん
名詞
標準
night sky
文例 · 用例
それは夜天の空に輝やいてる、無數の星屑が照らすところの、宇宙の常夜燈の明りであつた。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
月とその月光とが、古来詩人の心を強く捉へ、他の何物にもまして好個の詩材とされたのは、その夜天の空に輝やく灯火が、人間の向火性を刺戟し、本能的なリリシズムを詩情させたことは疑ひない。
— 萩原朔太郎 『月の詩情』 青空文庫
それらの水を貯へた甕は夕方から庭に持ち出して蓋をとり、紗帛で甕の口を覆ひ、夜天に晒した。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
肉癩病める冬の夜天聖靈のとんねるふおくは悲しめ斷末魔純銀食堂車卓上に接吻あり卓上永生はかなしめ。
— 山村暮鳥 『聖三稜玻璃』 青空文庫
十銭芸者になった女は、やがて彼女を自分のものにしようとするルンペン達の争いに惹き込まれて、ある夜天王寺公園の草叢の中で、下腹部を斬り取られたままで死んでいる。
— 織田作之助 『世相』 青空文庫
五 暴風雨の一夜天津より勝浦まで馬車に乘る。
— 大町桂月 『北條より一ノ宮へ』 青空文庫
大饑餓 ルコント・ドゥ・リイル夢|円なる滄溟、濤の巻曲の揺蕩に夜天の星の影見えて、小島の群と輝きぬ。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
大饑餓 ルコント・ドゥ・リイル夢円なる滄溟、濤の巻曲の揺蕩に夜天の星の影見えて、小島の群と輝きぬ。
— 上田敏訳詩集 『海潮音』 青空文庫
作例 · 標準
満点の星が輝く夜天の下で、キャンプファイアを楽しんだ。
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都会では見られない、美しい夜天に感動した。
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夜天の広がりは、人間に無限の想像力を与える。
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