取りなし
とりなし
名詞
標準
mediation
文例 · 用例
をぢさんの取りなしで、お道はやうやうに夫の宥しを受けた。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
)さっきの女らしい細い声が取りなした。
— 宮沢賢治 『泉ある家』 青空文庫
そのたびに今もいる鴨羽の雌は人間で言わば仲を取りなし顔とでもいったような様子でそば近く寄って行って、いつもとは少しちがった特殊な低い鳴き声を発していたそうであったが、そのうちにある日突然その暴君の雄鳥の姿が池では見られなくなったそうである。
— 寺田寅彦 『あひると猿』 青空文庫
何とか人によく見て取って貰って、この自分の気持ちを取りなしたい。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
」 一番近くに居た姉様は、姑の心を測りかねたが、取りなしをするつもりで、「そこは入口だがなう。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
思うに、あの女のひとが、うまく取りなして置いてくれたんだね。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
」と青森の病院のHさんは、つつましく、取りなし顔に言ふ。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
「この女めも、弁口、取りなし、下の者には十二分の出来者。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
作例 · 標準
「部長の温かいお取りなしのおかげで、なんとか解雇を免れた。」
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「彼女の取りなしがなければ、二人の喧嘩はもっと長引いていただろう。」
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「先生の取りなしで、相手の親御さんと和解することができた。」
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