真正面
ましょうめん異読 まっしょうめん
名詞多音語頻度ランク #17883 · 青空 665 例
標準
directly opposite
文例 · 用例
どうにも、かなわないので、真正面から取り組んでしまった。
— 太宰治 『緒方氏を殺した者』 青空文庫
彼女の真正面あたりに、土塀に近く植つてゐる古い大きい柿の樹の根元には、蟻達が忙しさうに働いてゐる。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
これらの絵はみんな附焼刃でない本当に自分の中にあるものを真正面に打出したものとしか思われない。
— 寺田寅彦 『二科展院展急行瞥見記』 青空文庫
若し戦争について、それを真正面から書いていないにしても、戦争に対する作家の態度は、注意して見れば一句一節の中にも、はっきりと伺うことがある。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
玄関から狭い廊下をくぐって案内された座席は舞台の真正面であった。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
」と鼻筋をしかめて、園を真正面に見て耳に当てた。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
ところでこの男がまた真剣|白刃取りを奉書の紙一枚で遣付けようという男だったから、これは怪しからん、模本贋物を御渡しになるとは、と真正面からこちらの理屈の木刀を揮って先方の毒悪の真剣と切結ぶような不利なことをする者ではなかった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
私の子は遊びをやめて、私のほうに真正面向いて、私の顔を仰ぎ見る。
— 太宰治 『父』 青空文庫
作例 · 標準
このクッキーは、真四角に型抜きされている。
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