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封事

ふうじ
名詞
1
標準
文例 · 用例
文筆の業も、在官の時、永観元年の改元の詔、同二年、封事を上らしめらるるの詔を草したのを首として、二十篇ばかりの文、往生極楽記などを遺したに過ぎないで終ったが、当時の人の心界に対して投げた此人の影は、定基を点化した一事に照しても明らかであった。
幸田露伴 連環記 青空文庫
そして、人が他人を憎み怨む念の極端を言い表すために、支那では「欲レ食二其肉一」という語があり、かの有名な胡澹庵の封事中にも「人皆欲レ食二倫之肉一」というてある。
穂積陳重 法窓夜話 青空文庫
そして、人が他人を憎み怨む念の極端を言い表すために、支那では「欲食其肉」という語があり、かの有名な胡澹庵の封事中にも「人皆欲食倫之肉」というてある。
穂積陳重 法窓夜話 青空文庫
沙門と屠児喜田貞吉 三善清行の「意見封事」に、延喜頃の人民が課役を避けんが為に出家して、天下の民三分の二は皆禿首というの状態となり、しかも彼らは貌も沙門の如く、心は屠児に似たりとある。
喜田貞吉 沙門と屠児 青空文庫
三善清行の「意見封事」に、脱税出家の沙門の徒を評して、その「家に妻子を蓄へ口に腥※を啖ふ」の行為を指摘し、「形は沙門に似て心は屠児の如し」とある。
日蓮聖人はエタの子なりという事 旃陀羅考 青空文庫
ここに濫僧とは、当時の文章博士三善清行の「意見封事」に、当時の人民課役を避けんが為に、私に髪を剃り、猥りに法服を着けて、法師の姿に身をやつしたというそれである。
喜田貞吉 賤民概説 青空文庫
いわゆる俗法師の多数は、三善清行の『意見封事』に見ゆる通り、家に妻子を蓄え口に腥※を喰い、形は沙門に似て心は屠児の如き輩であったであろうが、もちろんその中には、事実上その名の如く出家して、浮浪の群に入ったものも少くなかったに相違ない。
喜田貞吉 俗法師考 青空文庫
延喜十四年三善清行の上った「意見封事」十二個条のうちに、一 諸国の僧徒の濫悪、及び宿衛舎人の凶暴を禁ぜんと請ふ事右、臣伏して見れば、去にし延喜元年の官符、已に権貴の山川を規錮し、勢家の田地を侵奪することを禁じ、州郡の枳棘を芟り、兆庶のを除く。
河原者・坂の者・宿の者・非人法師 濫僧考 青空文庫