梅桃
ゆすらうめ異読 ゆすら・ユスラウメ
名詞
標準
Nanking cherry (Prunus tomentosa)
文例 · 用例
若い門弟は梅桃のやうに真紅になつた。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
もう十日もたつたらノリさん、學校へいかれるかも知れない――と思ひながら家へ歸つて見ると、ノリ子さんにあげる筈のチユーリツプの蕾がゆすらうめのかげで綻びかけてゐました。
— 新美南吉 『チユーリツプ』 青空文庫
かき、みかん、もゝ、くり、ざくろ、なつみかん、なし、りんご、ぶだう、さくらんぼ、うめ、びは、ぐみ、ゆず、だいだい、あんず、はだんきやう、ゆすらうめ、の十八種に問題のやまざくらの實をも數へる事に話はきまつた。
— 若山牧水 『たべものの木』 青空文庫
縁さきに見ごとなゆすらうめの木があり、ぎつしりなつた實の色づいてゐるのを見てゐるうちに不意にお前は生れたのだ、と母はよくその縁さきの美しい木の實の熟れるのを見ては私に語つた。
— 若山牧水 『たべものの木』 青空文庫
子供心に私はそのゆすらうめが自分の友だちでゝもある樣な氣がしてならなかつた。
— 若山牧水 『たべものの木』 青空文庫
それこれで、特に氣を使つて植ゑつけたゆすらうめである。
— 若山牧水 『たべものの木』 青空文庫
四隅に花壇があって、ゆすらうめ、鉄線蓮、おんじ、薊、ルピナス、躑躅、いちはつ、などのようなものが植えてあった。
— 林芙美子 『風琴と魚の町』 青空文庫
寺の地面うちだけでも、松、杉、楓、銀杏などの外に、椎、樫、榎、椋、橡、朴、槐などの大木にまじって、桜、梅、桃、李、ゆすらうめ、栗、枇杷、柿などの、季節季節の花樹や果樹があった。
— 水上滝太郎 『果樹』 青空文庫
作例 · 標準
庭の片隅に植えられた梅桃の木が、春には可愛らしい花を咲かせる。
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梅桃の赤い実を摘んで、ジャムを作った。
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子供たちは、梅桃の甘酸っぱい実を美味しそうに食べていた。
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