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名にし負う

なにしおう
表現形容詞-語幹
1
標準
famous
文例 · 用例
名にし負う白峰、赤石、両大山脈が、東西に翼をひろげて、長大の壁をたてめぐらし、互に咫尺する間に、溝のように凹まった峡谷は、重々しい鉛色の空であるから、まだ一時半というのに、黄昏のように、うす暗い。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
二 岐阜ではまだ蒼空が見えたけれども、後は名にし負う北国空、米原、長浜は薄曇、幽に日が射して、寒さが身に染みると思ったが、柳ヶ|瀬では雨、汽車の窓が暗くなるに従うて、白いものがちらちら交って来た。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
名にし負う神通二百八間の橋を、真中頃から吹断って、隣国の方へ山道をかけて深々と包んだ朝靄は、高く揚って旭を遮り、低く垂れて水を隠した。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
今日は名にし負う金精峠である。
井沢衣水 本州横断 痛快徒歩旅行 青空文庫
名にし負う三日月の姿をちらと見せるとおもえば、早くもお藤を小脇に抱き、身を飜えして部屋を出でぬ。
泉鏡花 活人形 青空文庫
処へ、名にし負う道学者と来て、天下この位信用すべき媒妁人は少いから、呉も越も隔てなく口を利いて巧く纏める。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
名にし負う月の名所である。
泉鏡花 唄立山心中一曲 青空文庫
或る時翁は藤堂伯(先代)から召されて「蝉丸」の道行の一調謡の御所望を受けたが、相手の小鼓は名にし負う故大倉利三郎氏で、予々翁の技倆を御存じの藤堂伯も非常な興味をもって傾聴された。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
作例 · 標準
その彫刻家は、精緻な作風で名にし負うところとなった。
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彼の勇気は、数々の武勇伝として名にし負うほどだった。
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この老舗は、伝統の秘伝のタレで名にし負う名店だ。
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名にし負う(なにしおう) — 幻辞.com