転乗
てんじょう
名詞
標準
文例 · 用例
しまいには全員が、転乗願いに連署するという事態にまでなったのですから、もはや当局としても捨ててはおけず、ついにUR―4号を鑑籍から除いてしまったのでした。
— 小栗虫太郎 『潜航艇「鷹の城」』 青空文庫
ところでここにもうひとつ妙な事には、この因果なテンダー機関車にまことに運が悪いと言いますか、宿命とでも言うのですか、十年近くもの永い歳月に亙って、機関車が事故を起す度毎に、運転乗務員として必ず乗込んでいた二人の気の毒な男があったんです。
— 大阪圭吉 『とむらい機関車』 青空文庫
余は領事館および三井物産会社支店を訪い、馬場氏に面し、日新館にて河合、甲賀両氏と手を分かち、印度支那汽船会社の便船瑞生号(Suisang)に転乗し、午後五時、ペナン(Penang)に向かって発す。
— 井上円了 『西航日録』 青空文庫
ただちに汽車に転乗し、夜に入りてロンドン市に着す。
— 井上円了 『西航日録』 青空文庫
ここに休憩すること三時間にして、さらに夜行汽車に転乗し、英国唯一の温泉場たるバース(Bath)に向かう。
— 井上円了 『西航日録』 青空文庫
直となり小山より轉乘して西に向ふ。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫