主食物
しゅしょくぶつ
名詞
標準
staple food
文例 · 用例
いつの時代にか南洋またはシナからいろいろな農法が伝わり、一方ではまた肉食を忌む仏教の伝播とともに菜食が発達し、いつとなく米穀が主食物となったのではないかというのはだれにも想像されることである。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
魚と鳥が私達の主食物であつた。
— 牧野信一 『歌へる日まで』 青空文庫
――何日も主食物を配給しないでおいてさ、街に出てみろ、馬鈴薯なンか、山のやうに売つてるぜ‥‥」 人類は、自然のなかに愛されてゐるはずなのに、まづ、敗戦のあとの庶民には何の余沢もない。
— 林芙美子 『愛する人達』 青空文庫
食物にも限度があるといふことで、長崎以来一定の食事をしてゐたが、平日は午と日没後とに二度、主食物は薄い醤油に油をさしたものゝ中で小麦の団子と魚と大根とひともじを入れたものを酢と焼塩をそへて食べる。
— ――ヨワン・シローテの殉教―― 『イノチガケ』 青空文庫
斎戒の日は主食物は午の一度で、菓子だけは平常通り二度食べた。
— ――ヨワン・シローテの殉教―― 『イノチガケ』 青空文庫
それはつまり、日本人の生活様式がより自然の理法に適つてゐ、例へば穀物を主食物とし、膝を折つて坐るといふやうなことが、筋肉の布置を最も円満にし、関節の機能を十分に発達させ、西洋人にはみられない安定な均整美を作り出してゐるうへに、戦争に強い原因ともなつてゐるといふことを熱心に説いたものであつた。
— 岸田國士 『或る風潮について』 青空文庫
兵役に服すると同様に、一生のうちの一二年間、農業に従事して、その年中の国民の主食物を収穫するのである。
— 第一冊 植民地の巻 『百姓弥之助の話』 青空文庫
その主食物を各自の共力で収穫することは何より愉快である。
— 第一冊 植民地の巻 『百姓弥之助の話』 青空文庫
作例 · 標準
主食物の安定供給は、国家の基盤を支える上で不可欠だ。
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その地域の主食物は、トウモロコシと豆類である。
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世界人口の増加に対応するため、主食物の生産性を向上させる必要がある。
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