人死に
ひとじに
名詞
標準
accidental death
文例 · 用例
この辺は地震の害もかなりひどくて人死にも相応にあったというから、ここの家の人々にもどういう怪我がなかったとも限らないと思った。
— 寺田寅彦 『雑記(2)』 青空文庫
「此の近所では、三人死にましたさうですね、毒の入つた井戸水を飮んで……大變な事に成りましたなあ。
— 泉鏡太郎 『間引菜』 青空文庫
「此処で、何です、いつか自動車が顛覆しましたんで、人死にがありまして、それで豊原|道は危険だとなってしまいましたんですがね。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
海嘯というものはにわかに起こって人死にがあるものだと聞いていたが、今日のは雨風が原因になっていてそれとも違うようだ」 などと人々は語っていた。
— 須磨 『源氏物語』 青空文庫
――近星は人死にがありますよ、老人らしいのがこんなことをしやべつてゐた、――今夜の月と星とは 数十万年目に一度出逢つたんださうですよ。
— 詩集(3)小熊秀雄詩集1 『小熊秀雄全集-4』 青空文庫
さればドライデンの詩にも「禍難はコッカトリセの眼に異ならず、禍難まず見れば人死に、人まず見れば禍難亡ぶ」とよんだ(ブラウンの『俗説弁惑』ボーンス文庫本一巻七章および註。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
常に一黒犬を従えたがこれが魔の化けたので、この人死に臨み呪法で禁じ置いた黒犬の頸環を解き、去れ、汝、わが一生を過たしめたと言うと、犬脱走して河に入りて再び現われなんだとも、魔が、汝、死んでも必ず蘇らせてやると誓うたので自殺すると、魔、嘲って取り合わなんだので死に切れたともいう。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
あんな気味のわるい人死にがこの先三日も四日もつづいたひにゃ、うっかりお堂参りもできねえやね、こんなにうわさしていやがるんだ。
— のろいのわら人形 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
この危険な交差点では、過去に何度も大きな事故で人死にが出ている。
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「もうこれ以上の人死には見たくない」と、村の長老は静かに首を振った。
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災害現場の惨状を目にして、レスキュー隊員は人死にの多さに言葉を失った。
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