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瀞み

とろみ
名詞頻度ランク #37545 · 青空 0
1
標準
stagnancy
文例 · 用例
四十一年二月  下枝のゆらぎ日はさしぬ、白楊の梢に赤く、さはあれど、暮れ惑ふ下枝のゆらぎ……水の面のやはらかきにほひの嘆波もなき病ましさに、瀞みうつれる晩春の※閉す片側街よ、暮れなやむ靄の内皷をうてる。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
幽潭あはれ、こはもの静かなる幽潭の深みの心――おもむろに瀞みて濁る波もなき胎のにほひの水の面。
北原白秋 第二邪宗門 青空文庫
冬眠冬眠ねむれよ、やすらかに、冬のあひだ、まどろめよ、和魂の香にとろみて。
北原白秋 海豹と雲 青空文庫
ねむれよ、神ごころ、冬のあひだ、まどろめよ、ほろと、ただ、ああ、とろみて。
北原白秋 海豹と雲 青空文庫
外の波濤は穂がしら白く、内のとろみは乳黄で、またやや光った銅色で、閑かなようでもどうにもならない澱みがある。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
零時二十三分、日の光はヴエニス模様の色硝子を透かして※掛の浮織を悩まし、人も居ない珈琲店の空椅子には、今恰度真白な猫がまるで乳酪の塊のやうにとろみかけてゐる。
北原白秋 桐の花 青空文庫
青ざおとした落し眉に、妖しき色香がこぼれんばかりにあふれ散って、肉はふくらみ、目はとろみ、だが只の女ではない。
千代田城へ乗り込んだ退屈男 旗本退屈男 第十一話 青空文庫
古い文句だが、水晶をとかしたような水がほとばしって流れている川の、瀬になった場所を選び、その上方のとろみに、鮭のたまごを餌につけた針を投げ込むと、針は流れて瀬の石を越す。
石川欣一 可愛い山 青空文庫
作例 · 標準
流れの緩やかな川は、水面に瀞みが生じやすい。
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夏になると、池の瀞みがひどくなり、藻が大量に発生する。
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長年手入れされていない庭の池は、瀞みが増して水が濁っていた。
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