涼味
りょうみ
名詞
標準
cool
文例 · 用例
雨上りの夜の天地は濃い墨色の中にたっぷり水気を溶して、艶っぽい涼味が潤沢だった。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
この磧の涼味にはやはり母の慈愛が加味されていたようである。
— 寺田寅彦 『涼味数題』 青空文庫
南画などの涼味もまたこの自由から生まれるであろう。
— 寺田寅彦 『涼味数題』 青空文庫
一日汗水たらして働いた後にのみ浴後の涼味の真諦が味わわれ、義理人情で苦しんだ人にのみ自由の涼風が訪れるのである。
— 寺田寅彦 『涼味数題』 青空文庫
涼味の話がつい暑苦しくなった。
— 寺田寅彦 『涼味数題』 青空文庫
江戸時代から明治時代にかけての涼味が、まだ東京の片すみのどこかに少しは残っているものと見える。
— 寺田寅彦 『涼味数題』 青空文庫
ほてった皮膚に冷たい筆の先が点々と一抹の涼味を落として行くような気がする。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
涼味 涼しいという言葉の意味は存外複雑である。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
作例 · 標準
風鈴の音を聞くと、それだけで涼味を感じることができる。
Illusions AI · gemini-2.5-pro
この店のかき氷は、見た目にも涼味あふれる一品だ。
Illusions AI · gemini-2.5-pro
夏の茶会では、涼味を演出するためにガラスの器がよく用いられる。
Illusions AI · gemini-2.5-pro