類まれ
たぐいまれ
形容動詞
標準
rare
文例 · 用例
時の唇薄き群臣どもは、この事実を以て、アグリパイナの類まれなる才女たる証左となし、いよいよ、やんやの喝采を惜しまなかった。
— 太宰治 『古典風』 青空文庫
開発部隊のスタッフからは特に衝撃に弱くて場所ふさぎのハード・ディスクを内蔵するのはとても無理との声が上がったようだが、ここで発揮されたのが横綱の類まれなる目玉パワーだった。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
小金井の櫻は、吉野山の山櫻を移植せるものにて、東京附近には、其類まれ也。
— 大町桂月 『東京の近郊』 青空文庫
類まれな握力でつかみ取った種子に、揺りかごの中で子守歌のように聞き覚えた老人たちの知恵の言葉を吹きかけると、一つまた一つと芽がのぞきはじめた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
この豪華なK――海浜都市で行われた殺人の、その類まれなほどの断髪洋装の(その身なりから見て、中流以上の者であることは、想像されたが)美少女の身許が、まるで木の股から生れたものであるかのように、全く解らない、というのは実もっておかしな話であった。
— 蘭郁二郎 『鱗粉』 青空文庫
猛り立っていた鬼火の姥が、その暁の水色の光に、照らし出された小次郎の姿――類まれなる美貌を見るや、振りかぶっていた戒刀を下げ、眼を細くし、口をあけ、二、三歩ヨロヨロとよろめいたが、恍惚とした表情で、「人間か?
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
彼はその触れる物象に対して類まれなほど活発に反応する。
— 和辻哲郎 『享楽人』 青空文庫
その上、屈強の荒馬乗りで如何なる難所といえども馬より落ちることはなく、弓矢打物とっては、鬼神にも平然と立向おうという一騎当千の類まれな女丈夫であった。
— 第九巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
作例 · 標準
彼は十代で博士号を取得するという、類まれな知能の持ち主として注目された。
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この地方には、類まれな美しさを放つ希少な蝶が生息している。
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類まれな経営センスによって、彼は倒産寸前の会社を業界トップに押し上げた。
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