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赤熱

せきねつ異読 しゃくねつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞名詞-の形容詞
1
標準
red heat
文例 · 用例
赤熱しない許りに焼けた、鉄デッキと、直ぐ側で熔鉱炉の蓋でも明けられたような、太陽の直射とに、「又当てられた」んだろうと、仲間の者は思った。
葉山嘉樹 労働者の居ない船 青空文庫
丁度、デッキと同じ大きさの、熱した鉄瓶の尻と、空気ほどの広さの、赤熱した鉄板と、その間の、******そうでもない。
葉山嘉樹 労働者の居ない船 青空文庫
赤熱した岩片が落下して表面は急激に冷えるが内部は急には冷えない、それが徐々に冷える間は、岩質中に含まれたガス体が外部の圧力の減った結果として次第に泡沫となって遊離して来る、従って内部が次第に海綿状に粗鬆になると同時に膨張して外側の固結した皮殻に深い亀裂を生じたのではないかという気がする。
寺田寅彦 小浅間 青空文庫
それはもちろん赤熱したものであつたとはいへ。
萩原朔太郎 散文詩・詩的散文 青空文庫
まのあたり、無言に凝視め赫耀の波動を聴けば、夢心地、浄華のわかさ、身も霊も紅く縺るる赤熱よ。
北原白秋 第二邪宗門 青空文庫
これで、つんぼであることだけはトルコ兵にも分りましたが、でも口は聞けるかも分らないと、なほ疑つて、赤熱した鉄棒でもつて、彼の肉をこすりました。
鈴木三重吉 勇士ウ※ルター(実話) 青空文庫
あのボオドレエルの詩の中にあるような赤熱の色に燃えてしかも凍り果てるという太陽は、必ずしも北極の果を想像しない迄も、巴里の町を歩いて居てよく見らるるものであった。
島崎藤村 三人の訪問者 青空文庫
あの赤熱の色に燃えてしかも凍り果てる北極の太陽に自己の心胸を譬え歌った仏蘭西の詩人ですら、決して唯梟のように眼ばかり光らせて孤独と悲痛の底に震えてはいなかったことを想像し、その人の残した意味深い歌の文句を繰返して見て、自分を励まそうとした。
島崎藤村 新生 青空文庫
作例 · 標準
職人が鉄を赤熱するまで熱し、真っ赤になったところを力強く叩いて形を整えていく。
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実験装置の中で赤熱したフィラメントが、暗闇の中でぼんやりと光を放っていた。
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古いストーブのニクロム線が赤熱し、部屋の中に独特の焦げ臭い匂いが漂い始めた。
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