紅布
こうふ
名詞
標準
文例 · 用例
肩や腰に紅布をかけてるのもある。
— 血と砂の接吻 『踊る地平線』 青空文庫
あとには、最初出来るだけ牛を怒らせる役―― Veronica ――の若手が五人、素手に、おのおの肩や腰の紅布を外して拡げながら、あちこちに陣取って、身構えた。
— 血と砂の接吻 『踊る地平線』 青空文庫
すでに彼は、早速手ぢかの紅布へ向って渾身的攻撃を開始した。
— 血と砂の接吻 『踊る地平線』 青空文庫
』 私はついむきになって、紅布へ挑戦する牛のようにモラガスへ突っかかって行った。
— 血と砂の接吻 『踊る地平線』 青空文庫
こうなると、個々の闘牛士の癖とか、無経験な見物には気のつかない危機とか、紅布の捌き、足の構えの妙味、ちょっとした手銛のこつとか、つまり専門的に細かい闘牛眼がメリイ・カルヴィンにも備わって来て、そして、そう気のついた時、彼女はもう押しも押されもしない立派な闘牛ファンになり切っていた。
— 血と砂の接吻 『踊る地平線』 青空文庫