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鎖鑰

さやく
名詞
1
標準
文例 · 用例
殺婦長者既に多くの妻を先立てし罪業を懼れ、新妻を娶ると直ぐさま所有鎖鑰を彼女に附し、わが家の旧法仏僧に帰依すれば、汝も随時僧に給事して、惰るなかれというた。
田原藤太竜宮入りの話 十二支考 青空文庫
機動主義の法則を発見するを目的として地理学研究盛んとなり鎖鑰、基線、作戦線等はこの頃に生れた名称であり、軍事学の書籍がある叢書の中の数学の部門に収めらるるに至った。
石原莞爾 戦争史大観 青空文庫
――土地をひらき、人民を安堵させ、北門の鎖鑰を樹立する任務をになって遙々やって来た初代の開拓判官は島義勇。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
北門警備の鎖鑰たらんと謝罪して出たこれら降伏士族に、云った言葉の責任を取って貰わねばならぬ――そういう時機であった。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
お沙汰書に――向後、土地|墾闢、人民|蕃殖、北門ノ鎖鑰厳ニ樹立シ 皇威御更張ノ基ト可相成――とあり、黒田清隆の上書にもちゃんと明記されている、「開拓ノコト宜シク漸ヲ以テソノ成功ヲ責メ、官吏ヲ減ジ、煩擾ヲハブキ、仁政ヲ施シ、人心ヲ安ンジ、賦税ヲ軽クスルニアリ。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
鎖鑰を下した先生の卓の抽出しの中で、二通の手紙が次第に黄ばんで行く。
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 田舎 青空文庫
君に言うがな、過去の時代々々は我等のためには575七つの鎖鑰を施した巻物だ。
FAUST. EINE TRAGODIE ファウスト 青空文庫
しかし鎖鬚よりもちぢくれた鬚が生えていても、鎖鑰を開けてはくれなかった。
FAUST. EINE TRAGODIE ファウスト 青空文庫