心にもない
こころにもない
表現形容詞
標準
(something) one does not really mean
文例 · 用例
彼は私と語るために、故意に話の主題を合せて、その心にもない人生的感傷論をするのだと邪推した。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
米鹽のために心にもないことを書いてる、賤しい戲文弄筆の徒だ。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
…………をつけたアンナの……、いそ/\と私を迎えると※々として私の唇に接吻して、心にもない。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
今から頼んで置きますぞ」 さもなければ帰すことはならないと云うので、お蝶もよんどころ無しに承知して、きっとまたまいりますと心にもない誓いを立てた。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
」 彼は、うますぎる支那語の口が辷って、心にもない、反対のことを喋ってしまった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
彼はどんなに無害なことでも心にもない口をきくことができなかったから。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
吉五郎は吟味の役人に対して、先度の御吟味があまりに手痛いので自分は心にもない申立をいたしたのであるが、小間物屋の一条は一切おぼえのないことで、それは同類の勝五郎の仕業に相違ないと訴えたが、役人たちは殆ど取合わなかった。
— 岡本綺堂 『拷問の話』 青空文庫
」 市郎は心にもない誓を立てた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
作例 · 標準
その場を丸く収めるために、つい心にもないお世辞を言ってしまった。
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怒りに任せて「もう顔も見たくない」なんて、心にもないことを口走って後悔した。
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昇進を祝われて、彼は心にもない謙遜をして周囲を苦笑させた。
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