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幸福論

こうふくろん
名詞
1
標準
文例 · 用例
健康や、生活の向上をしか念としない多くの人々は、つまり多くの幸福論者達には、実験室で働いてゐる者は愚と見える。
中原中也 西部通信 青空文庫
然し実験室で可なり熱中する人々から最も専念する人々を身近に眺める時に、多くの幸福論者は兎も角一応の反撥を感ずるのが事実である。
中原中也 西部通信 青空文庫
ラッセルの『幸福論』にあった「偉大な建設的な事業の成功から得られる満足は、人生が与える最大の満足の一つである」という一節は、松本の心を強く引き付けた。
富田倫生 パソコン創世記 青空文庫
現代における倫理の混乱は種々に論じられているが、倫理の本から幸福論が喪失したということはこの混乱を代表する事実である。
三木清 人生論ノート 青空文庫
新たに幸福論が設定されるまでは倫理の混乱は救われないであろう。
三木清 人生論ノート 青空文庫
幸福論を抹殺した倫理は、一見いかに論理的であるにしても、その内実において虚無主義にほかならぬ。
三木清 人生論ノート 青空文庫
その際見逃してならぬことは、この現代哲学の一つの特徴が幸福論の抹殺と関聯しているということである。
三木清 人生論ノート 青空文庫
もし幸福論を抹殺してかかるなら、主知主義を扼殺することは容易である。
三木清 人生論ノート 青空文庫
ウィキペディア

幸福論(こうふくろん、Eudaemonics)とは幸福ひいては人生そのものについての考察・論究のことをいう。

出典: 幸福論 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0