詩伯
しはく
名詞
標準
master poet (esp. of Chinese poetry)
文例 · 用例
くづれる肉體蝙蝠のむらがつてゐる野原の中でわたしはくづれてゆく肉體の柱をながめたそれは宵闇にさびしくふるへて影にそよぐ死びと草のやうになまぐさくぞろぞろと蛆蟲の這ふ腐肉のやうに醜くかつた。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
戀を戀する人わたしはくちびるにべにをぬつてあたらしい白樺の幹に接吻した。
— 萩原朔太郎 『蝶を夢む』 青空文庫
――荒寥地方――くづれる肉體蝙蝠のむらがつてゐる野原の中でわたしはくづれてゆく肉體の柱をながめた。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
わたくしはくさ/\しました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
まがつみのうしはく山か。
— 長塚節 『長塚節歌集 上』 青空文庫
荒山の狹沼うしはく。
— 長塚節 『長塚節歌集 上』 青空文庫
「アグネス」と、わたしはくりかえした。
— 幻の人力車 『世界怪談名作集』 青空文庫
「声が駄目なの――自分でもあたしはくだらないことを気にすると思つて誰にも云はないんだけれど、どうしても我慢出来ないつてことが解つたのよ。
— 牧野信一 『早春のひところ』 青空文庫
作例 · 標準
明治の詩壇を代表する詩伯は、故郷の山河を詠んだ数々の名作を世に送り出した。
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現代の詩伯と仰がれるその老人は、静かな山荘で今もなお言葉の美しさを追求している。
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彼が認めた詩碑を訪ねると、詩伯の力強くも繊細な感性が時を超えて伝わってきた。
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