書生論
しょせいろん
名詞
標準
impractical argument
文例 · 用例
偶々、岩倉大使と共に欧米を巡遊して、その燦然たる文明の諸施設に驚嘆し、殖産興業に依る富国強兵の大策を、土産として帰朝した大久保利通の眼には、征韓派の主張は、時代知らずの書生論としか映らなかつたのであらう。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
机上の書生論で、隨分吹毛求瘢的の評論を好む宋の儒者でも、諸葛亮だけは大抵は無條件で奬推する。
— 桑原隲藏 『支那史上の偉人(孔子と孔明)』 青空文庫
おそらく彼らはこの種の防備を力説することがあまりに神経過敏にしてまた非実際的である、すなわち理想論あるいは書生論であると考えたのであろう。
— 和辻哲郎 『地異印象記』 青空文庫
理想論あるいは書生論を斥ける政治家|気質は捨てなくてはならない。
— 和辻哲郎 『地異印象記』 青空文庫
過敏な神経が静まると共に、この正しい認識をさえも再び、震災前におけるごとく神経過敏と呼びあるいは書生論と卑しめるような愚かさを繰り返してはならぬ。
— 和辻哲郎 『地異印象記』 青空文庫
高顴広額はよって来る所以があります」「一寸面白い観察だね」「広く英雄伝を読み漁って聊か得るところがございました」「しかし熊野君、それは世の中に通用しない大掴みの書生論だよ」「はゝあ」「英雄を天才と定めてしまったんじゃ学問も修養もあったものじゃない」「いや。
— 佐々木邦 『ガラマサどん』 青空文庫
「ハッハヽヽ」「実社会に通用しない書生論です」「宜しい。
— 佐々木邦 『ガラマサどん』 青空文庫
きょうもかたい礼儀はやめて、くつろごうではないか」「結構です」「途々、当今の英雄についてだいぶしゃべってきたが、予にはまだ書生論を闘わした時代の書生気分が抜けていないのか、談論風発は甚だ好むところだ。
— 臣道の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
彼の意見は、現実離れした書生論に過ぎない。
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