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たあ

たあ
感動詞
1
標準
文例 · 用例
糟谷はくるしく思うけれど、平生心おきなくまじわった老人であるから、そうきびしくことわれない、かつまたあまりにわかに変わった態度をして、いまの自分の不安心をけどられやせまいかというような、あさはかなみえもあった。
伊藤左千夫 老獣医 青空文庫
それから先生の次々話されたあらますはこうである。
伊藤左千夫 根岸庵訪問の記 青空文庫
ここからと思われたあたりに、足跡でもあるかと見たが下駄の跡も素足の跡も見当たらない。
伊藤左千夫 奈々子 青空文庫
それを見つけた彼の母の、その驚き、そのうろたえ、悲しい声を絞って人を呼びながら引き上げたありさま、多くの姉妹らが泣き叫んで走り回ったさまが、まざまざと目に見るように思い出される。
伊藤左千夫 奈々子 青空文庫
たあの奴民子が居ないから考え込んで居やがると思われるも口惜しく、ようやく心を取直し、母の枕元へいって夜遅くまで学校の話をして聞かせた。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
考えれば考えるほどあの児が可哀相で可哀相で居ても起っても居られない……せめてあなたに来て頂いて、皆が悪かったことを十分あなたにお詫びをし、またあれの墓にも香花をあなたの手から手向けて頂いたら、少しは家中の心持も休まるかと思いまして……今日のことをなんぼう待ちましたろ。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
でありますから「天地の詞」の四十八とか、伊呂波歌の四十七とか、あるいはその中の同じ音を除いた四十四というものは、その当時にあったあらゆる音を代表するものではありませぬけれども、まず普通の音はそれで代表しておったと思うのであります。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
鳥居清長の絵には、男姿、女姿、立姿、居姿、後姿、前向、横向などあらゆる意味において、またあらゆるニュアンスにおいて、この表情が驚くべき感受性をもって捉えてある。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫