思いの丈
おもいのたけ
表現名詞
標準
one's whole heart
文例 · 用例
明さんが、思いの丈を吐く息は、冷たき煙と立のぼって、中空の月も隠れましょう。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
いちいちくりひろげて見ると、たどたどしい言葉で、思いの丈をかき口説いた紋切型のものばかり、宛名はみんなお嬢様、――利吉より、となっております。
— 捕物仁義 『銭形平次捕物控』 青空文庫
番頭の伊助は、思いの外溜め込んで、諸方へ小金を貸した証文をうんと持っていたのは予想外でしたが、その外には、文治が、主人の娘のお町へ宛てて、思いの丈をクドクドと書いた、「出さない恋文」を持っている外に、何の変ったこともありません。
— 酒屋火事 『銭形平次捕物控』 青空文庫
思いの丈を書き綴って、人伝てに送っても返事が来ず、到頭お終いには、多与里の姿を見ただけでもうるさそうに顔を反ける左京です。
— 左京の恋 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
ヘアデールパーク邸へ向け、ダウンズ地区をラッフル爺さんと歩いており、爺さんが思いの丈を話した。
— HARD PRESSED 『本命馬』 青空文庫
作例 · 標準
例句