蔵人
くろうど異読 くらんど・くらびと
名詞頻度ランク #41669 · 青空 628 例
標準
keeper of imperial archives
文例 · 用例
賢秀は佐々木の徒党であったが、佐々木義賢が凡物で信長に逐落されたので、一旦は信長に対し死を決して敵となったが、縁者の神戸蔵人の言に従って信長に附いた。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
神戸蔵人は信長の子の三七信孝の養父である。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
で、定基は父祖の功により、早く蔵人に擢でられ、尋で二十何歳かで三河守に任ぜられたが、然様いう家柄の中に出来た人なので、もとより文学に通じ詞章を善くし、又是れ一箇の英霊底の丈夫であった。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
又、官制の上に於ても国司の治績を監督する勘解由使、宮中に於ける機密の文書を司る蔵人所、京都の治安裁判に当る検非違使など、大宝令にない純日本的な職制が設けられたことも、此の時代に於てである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
三十八「蔵人、蔵人。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
」 くるくると動かす蔵人の目は光って、ものに動ずる風情あり。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
蔵人は咄嗟に躱して、横なぐれに退ったが、脚を揃えて、背中を持上げるとはたと婆に突かけた。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
かかる処へ殺気を籠めて、どかどかと寄せて来た、お夏と蔵人とを中に、婆の右左へかけて取巻いたのは土蔵の前に居た連中。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の蔵人は、天皇の身辺の世話をする重要な役職だった。
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蔵人所の職務は、天皇の文書や物品の管理多岐にわたる。
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「源氏物語」にも、多くの蔵人が登場し、当時の宮廷生活が描かれている。
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標準
worker skilled in the brewing of sake or soy sauce
作例 · 標準
この酒蔵の蔵人は、代々受け継がれた秘伝の技を持っている。
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ベテランの蔵人が、米の選定から発酵まで全てを管理している。
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蔵人の丁寧な仕事ぶりが、美味しい日本酒を生み出す秘訣だ。
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ウィキペディア
蔵人 は、日本の律令制下の令外官の一つ。天皇の秘書的役割を果たした。唐名は侍中(じちゅう)、夕郎(せきろう)、夕拝郎(せきはいろう)。蔵人所は事務を行う場所のことで、内裏校書殿の北部に置かれた。また、蔵人は百官名或いは人名の一つでもあり、この場合は「くらんど」と読む。
出典: 蔵人 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0