金運
きんうん
名詞
標準
economic fortune
文例 · 用例
黄金運の無い夫と見ると、生命保険にさえ入って居て呉れれば卒中で死んで貰った方が世の中の融通が好い位に思わぬでも無いか知れぬ。
— 幸田露伴 『貧富幸不幸』 青空文庫
「御気ノ毒ナガラ金運ナシ。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
千二百石取りの大身をとらえて、金運なしと空うそぶいたのも然り、富貴栄達の道がないからこそ退屈もしていると言うのに、一国一城の主云々と言ったのも然り。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
ことしの正月、浅草の観音さまで金運きたるっていうおみくじが出たんで、福が来るかなと思っていると、それがだんな、神信心はしておくものですが、ほんとうにあっしへ金運が参りましてな、みごとに三百両という金星をぶち当てたんでがすよ。
— 南蛮幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
しかし、予備兵役の兵士たちは――突然の召集に応じなければならなかった既婚者たちであるが、生計の手段のない妻や幼子たちと突然に別れなければならなくなったので――その出征留守家族を援護するための特別の募金運動が街頭で行われている。
— A WISH FULFILLED 『男子の本懐』 青空文庫
否寧ろさういふ点が解決されなければ、絶対に永続的な貯金運動は不可能である。
— 岸田國士 『演劇と政治』 青空文庫
さうなると、貯金運動は先づ文化運動の形で進められるのが最も適当だといふことになる。
— 岸田國士 『演劇と政治』 青空文庫
男は長く十五銀行の頭取だった人で、戦時献金運動の早期主唱者であった。
— 高村光太郎 『自作肖像漫談』 青空文庫