てんかん
てんかん
副詞
標準
文例 · 用例
笛てんかんというのもおかしいですが、生まれつきのてんかん持ちででもあったか、それとも人出にのぼせたものか、稚児輪姿の牛若丸が笛にしめりを与えると同時に、突然|苦悶のさまを現わして、水あわを吹きながら、その場に悶絶いたしました。
— 笛の秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
なんぞまたでかものらしいぜ」「大きにな、ただのてんかんにしちゃ、ちいっとご念がはいりすぎると思ったからな。
— 笛の秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
てんかんでも起きたんでござんすか?
— 生首の進物 『右門捕物帖』 青空文庫
まさかに、てんかんじゃありますまいね。
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
縁側てんかんってのがあるかもしれませんぜ」 たちまちやかましく始めたのを、柳に風と聞き流しながら、ねこ伝の胸のあたりをじろりと見つめたそのせつな!
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
「鍛冶屋のとんてんかんというあの音は好きらしい。
— 海野十三 『恐竜島』 青空文庫
このゴーギャンにゴッホがひきつけられ、しかもそれは不安な魅力で、ゴッホが自画像の耳が変だとゴーギャンに云われて、てんかんの発作をおこして自分の耳をきりおとしてしまったことなど、そういう人間の火花は面白いけれど、書かれては居りません。
— 一九四一年(昭和十六年) 『獄中への手紙』 青空文庫
実際、わたしはてんかんにでもなるんじゃないかと思いましたよ。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫